多忙な季節だからこそ、胃腸を休めて疲労回復に努めましょう

salmon-chicken 忘年会シーズン。不景気とは言え、職場や友人たちとの食事や飲み会が続く季節ですよね。金曜の晩のみならず、ノー残業デーなどがある職場では週半ばのお誘いもあったりと何かと忙しく過ごしている方々もいるかと思います。気の合う仲間同士での忘年会は楽しくても、無理やり参加の飲み会もあったりして・・・。そんな時は肉体的な疲労の他に精神的にも疲れるものですよね。遅くまで飲んでたお酒や重い食事が後を引いて胃腸の調子も悪い上に、寒さで布団から出るのが辛いこの季節。何だか頭も体もスッキリしない。なのに朝早くからの出勤に今日もまた忘年会のお誘い・・・ホント悪循環。 毎日、疲労感や倦怠感が抜けないなんてことないですか?しかも仕事が終わってからの飲み会は食事の時間も遅くなりがちだし、二次会があることもしばしば。帰宅してから、つい脂っこいものを食べ過ぎた、お酒を飲みすぎたと、めちゃくちゃ後悔しても後の祭りです。せめて休日だけでも胃休めしたいですよね。

玉葱:

辛味成分である硫化アリルやケルセチンを豊富に含む。代謝を活発にし、ビタミンB1の吸収を助けることにより疲労回復の効果をもたらします。また血流をサラサラにして動脈硬化の予防にも効果があります。硫化アリルは長時間、水にさらすと溶け出してしまうので調理には気を付けましょう。

にんにく:

臭いの元であるアリシンは殺菌効果があり、ビタミンB1と一緒に摂取すると疲労回復の効果を高めます。代謝を良くし、滋養強壮作用効果がある。

梅干:

クエン酸、リンゴ酸、コハク酸など有機酸が豊富。昔から三毒・・・食物、水、血の毒を絶つと言われており、消化や血行を良くし疲労回復に効果があります。腐敗を防ぎ二日酔いや乗り物酔いにも効き目があります。

白菜:

お酒の毒を消す作用をもつ。ぬか漬などにすると乳酸菌の働きで整腸作用を高めます。食欲がないときにも胃に優しい野菜です。

鮭:

白身魚よりは脂質が多いがビタミンDが豊富。DHAやEPAといった血液をサラサラにする成分の他にカルシウム、タウリン、抗酸化作用の高いアスタキサンチンの含有量が多く、コレステロールを下げる働きがあると言われています。生活習慣病の予防に効果的です。

椎茸:

豊富な食物繊維やミネラルに加え、低カロリーなのでコレステロールや中性脂肪の低下に効果があります。旨味成分であるグアニル酸は加熱することで増加する。干し椎茸は特にビタミンDが豊富で骨粗鬆症予防になります。ちなみに生の椎茸は冷凍保存できます。 yasai

野菜と鮭の蒸し物

材料:白菜、長ネギ、椎茸、もやし、鮭、鳥のささみ、玉葱

  1. 鮭と鳥のささみに塩コショウを少量振りかけておく。
  2. 材料を火の通りにくいものから蒸し器で蒸す。
  3. ポン酢だけでいただきます。
Salmon steaming 野菜はこの他にえのき茸やキャベツなど入れてもいいです。キャベツも胃腸を元気にする効果があります。本来、血糖値を抑えるためにはポン酢より醤油の方が良いのですが、醤油ではあまりにも味気なく・・・。白菜のおかげで便通も改善します。ちなみに野菜は椎茸以外、あまり蒸しすぎないように。私はちょっと蒸しすぎて画像の通り、せっかくの野菜がしなしなになっちゃいました。

梅干・にんにく・生姜で殺菌作用とスタミナアップ

鍋に水を2カップ入れ、沸騰したお湯に梅干を一つ入れて煮る。半分くらい水が減ったらコップに移して飲む。他には定番の青梅をシロップ漬けにしたものを飲めば疲れも回復します。 にんにくは色んなお料理に使えますよね。しかしながら摂取しすぎると胃腸が荒れる事があるので一日に2~3欠片くらいが目安です。 *炒め物やパスタなど、にんにくと一緒に生姜を使ったりしますよね?生姜を合わせると、香りが若干弱まりますが疲労回復力もアップしますよ。 生活習慣病の改善をしながら疲れなんか吹き飛ばしちゃいましょう。