山芋とオクラのネバネバ効果で夏の疲れを取りましょう

yamaimookura 10月。秋になって、やっと涼しくなったかと思いきや朝晩は急激に冷え込みますね。夏バテをして体調が戻っていないところへ、この急激な気温差。体への負担は結構大きいですよね。加えて雨も多いから体が余計にだるかったりと、しんどい時期です。そこで夏バテならぬ秋バテにも効果のある山芋とオクラを使ったお料理で疲労回復に努めましょう。夏が旬の野菜ですが周年出回っていますので、いつでも調理が可能です。

山芋とオクラの効果・効能

山芋

やまのいも類として銀杏芋(いちょういも)、長芋(ながいも)、自然薯(じねんじょ)などがある。古くから栽培されている野菜で食用とされる種類は60種類以上あります。 スーパーなどで一般的に見かけるのは長芋です。生産量が多く、水分が多いため粘りも少ない。形もそれぞれ違い、長芋よりも細長い自然薯は、すりおろすと特に粘りが強い。胃などの粘膜を保護する、ぬめり成分は、たんぱく質の消化吸収を助けます。その他、ビタミンB、C、カリウム、食物繊維を豊富に含みます。また糖質を分解する酵素であるジアスターゼ、アミラーゼが豊富ですので疲労回復や滋養強壮効果があります。活性酸素を分解するカタラーゼは年齢とともに体内から減少していくので、なるべく普段から摂取しましょう。酵素は熱に弱いので出来れば生食がお勧めです。

オクラ

切り口が五角形になる、さやを食べる野菜です。山芋と同じく粘りがあり、赤いものや小さいサイズのものがある。カルシウム、鉄分、カロテン、食物繊維が多く含まれる。腸内の善玉菌を増やし整腸作用のあるペクチンはコレステロールを下げる効果も期待できます。たんぱく質の消化吸収を助けるガラクタンを含む。鶏肉などと併せて食べると、免疫力やスタミナアップにもなります。刻むとネバネバがさらに増します。

とろろとオクラのぶっかけ蕎麦

材料:長芋4分の1 オクラ5、6本 蕎麦一人前 刻み海苔 麺つゆ

  1. 長芋をすりおろす。長芋に少量の酢を入れると変色しない。
  2. オクラは短時間さっと茹でる。冷ましてから刻む。
  3. 蕎麦を茹で、よく水で洗う。
  4. 1、2、3、の材料をお椀に盛りつける。
  5. 麺つゆをかけて刻み海苔を盛り付ける。
お好みで温泉卵や生卵をのせて下さい。刻み海苔の代わりに鰹節でも美味しいです。 tororosoba 麺つゆは冷たいままでも温かくしてもどちらでもいいですが、体に良いのは冷たいものよりも温かいほうがよろしいかと思われます。その際、蕎麦は少し硬めに茹で、水洗いしてから盛りつけの前に、もう一度熱湯にくぐらせて下さい。冷たいままの蕎麦だとせっかく麺つゆを温めてもぬるくなりますから。ちなみにもし自然薯が手に入るようでしたら、すりおろして、そのまま団子のように丸め、お味噌汁やお鍋などに入れると美味しいですよ。長芋とは味も粘りも全然違います。すりおろした山芋は冷凍保存も可能です。オクラも冷凍出来ます。塩揉みして1分程茹で、冷めてからラップなどで密閉して冷凍しておきますが、オクラは購入時、10本売りくらいが多いですし、やはり新鮮なうちに使い切るのがベストです。私は茹でたオクラにマヨネーズをかけて食べるのが一番好きです。10本くらい、あっという間になくなっちゃいますよ。そう言えば、赤いオクラというものをまだ見たことないのですが、どこで売っているんでしょうね?味も気になります。見付けたらまた紹介したいと思います。