疲労回復、食欲増進に効果あり!梅肉とじゃこ入り豆ご飯

endoumame 梅雨の季節。毎日じめっとしていて体もなんだか、だるい気がしませんか?同じ暑さでも夏のカラッとした天気はまだ我慢も出来ますが、湿気を含んだ生温かい風や雨は本当に気分的にも堪えます。食欲も心なしか落ちてきたように思えますし、冷たい蕎麦やそうめんなど、口当たりの良い物ばかり食べてしまいます。量を食べられないならダイエットに良いのでは?という短絡的な考えが頭をよぎることもしばしば・・・。やはり、バランスの悪い食事は間違った方向へと思考力を転換してしまうという事を、まさに身を持って体験している毎日です。栄養が偏ると便通も悪くなり、健康的なダイエットや肌にも悪影響を及ぼします。食が細くなったなど喜んでる場合ではなくなります。今回は食物繊維やカルシウムが豊富かつ、食欲増進にも効果のある食材を、バランス良く組み合わせてみました。 tirimennume

エンドウ豆(うすいえんどう・グリーンピース)の効能

3月頃から6月頃が旬。若いサヤごと食べるものをサヤエンドウ、若い種子を食用とする実エンドウがある。うすいえんどうは関西では特に人気で、グリーンピースよりも皮が薄いのが特徴。豆ご飯として、よく利用されます。実エンドウは、たんぱく質やビタミン類を豊富に含み、サヤエンドウと同様に栄養価の高い食材です。その分、カロリーや糖質も高めですが、食物繊維も多く含んでいるので、便通を良くし、美肌作りにも効果が期待できます。また疲労回復効果もあり、神経を正常に保つ働きをもつナイアシンも豊富です。

梅(梅干し・梅肉)の効能

5月中旬から6月が旬。青梅は梅酒やジュースなどに使われ、梅干しなどは、実が成熟して果皮が黄色みがかったものや青梅を追熟させたものを利用する。クエン酸を含む有機酸が疲労物質である乳酸を分解してくれます。また筋肉内に溜まるのを防いでくれるので疲労回復に梅は効果的と言われています。梅は三毒を断つという諺の通り殺菌作用を持ち、食物・水・血液の毒素に対して効果が期待できます。

ちりめんじゃこの効能

春から秋にかけて、カタクチイワシの稚魚。冬はマイワシやウルメイワシの稚魚を使用します。ちりめんじゃことは、釜茹でした稚魚(シラス)を干して乾燥させたもの。たんぱく質、カルシウム、ビタミンA、B1、D、ミネラルを多く含む。カルシウムの含量は牛乳100グラム当たり約110ミリグラムに比べ、ちりめんじゃこは520ミリグラムと圧倒的に多い。丸ごと食べられるので栄養価は高いが、茹でる際に食塩を使うので食べ過ぎには注意が必要です。

梅肉とじゃこ入り豆ご飯

  1. うすいえんどうの皮を剝いて中の豆を取り出す。水洗いをして、ご飯を炊く前に一緒に入れる。
  2. 塩を適量入れて、かき混ぜる。冷凍などのグリーンピースを使うときは解凍せずにそのまま炊飯器に入れる。
  3. 炊きあがったら、ちりめんじゃこを加えて豆が壊れないように混ぜ合わせる。
  4. 茶碗に盛り付け、梅干しをほぐし、ご飯の上に散らす。
mamegohan 毎年、豆ご飯は炊くのですが、じゃこと組み合わせるのは初でした。何となく、じゃこの魚臭さがせっかくの豆ご飯の味を消してしまいそうで、じゃこご飯と豆ご飯は別々で作っていたのですが、食わず嫌いとはこのことでした。梅肉を加えることで魚臭さを消し、程良い酸味が食欲をそそります。とても美味でした。じゃこの硬さが咀嚼回数も増やすので、ゆっくりと食べる事ができます。ダイエットには良く噛むことが必須ですから、じゃこを混ぜたご飯はもってこいですね。余ったら、ラップで包んで冷凍保存も可能です。

凍り豆腐と豆の卵とじ

  1. 凍り豆腐を水に浸してもどす。
  2. うすいえんどうの実を取り出して水洗いをする。
  3. 沸騰したお湯に、さいの目に切った凍り豆腐と豆を入れる。
  4. 豆が柔らかくなったら、出汁の素、砂糖、醤油、料理酒を少々を入れて煮る。
  5. 溶き卵を上から流し込んで、すぐに火を止める。
koritohu こちらも定番でしょうか。昔から凍り豆腐や白菜、ほうれん草などを卵でとじて炊くおかずをよく作っていました。お弁当のおかずにもよく入れていました。ご飯のお共には最適です。豆はコロコロと転がるし、お箸で掴みにくいので、卵でとじるととても食べやすくなります。カビも生えやすく食あたりも多い季節。梅干しの殺菌効果と疲労回復を促進するエンドウ豆で夏バテならぬ梅雨バテを乗り切りましょう。