コレステロール値を下げる落花生(ピーナッツ)は料理の名脇役です

非常事態です。健康診断があることをすっかり忘れていました。せめてコレステロール値だけでも何とかしたいと切に願っても、今更後の祭りですが・・・。それでも諦められずに、残りわずかな時間を健康食で過ごそうと、低カロリーな食材を探してみました。普通に考えて魚ですが、それだけでは芸がない。そこはもう一捻りほしいところ。落花生に目を付けてみました。 rakkasei

落花生の栄養・効能

原産国は南米でスペイン人よりヨーロッパにもたらされました。日本には1700年頃に中国から伝わり明治時代から栽培され始めました。殻の中には茶色い渋皮で包まれたものが二個入っている。「なんきんまめ」や「ピーナッツ」が別名。生のままや茹でたものよりも炒った方が栄養価が高い。脂質やたんぱく質、食物繊維が豊富。不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸が多い。ビタミンB1、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸も豊富に含まれる。炭水化物は豆類の中では少ない。ビタミンEは動脈硬化の予防に期待でき、抗酸化作用が強い。リン脂質の一種であるレシチンは脳の活性化を促します。記憶力や集中力を高めてくれ、認知症予防の効果が期待されています。酸化しにくいオレイン酸を豊富に含み、悪玉コレステロールを下げる効果が期待できます。ナイアシンはアルコールの成分を分解する働きを持つので、お酒のつまみとして落花生は適した食材です。ビタミンB群のひとつであるパントテン酸は、エネルギーの代謝を助け、副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きがあるので、ストレスを緩和するのに役立ちます。また、皮膚や髪の毛の健康維持にも役立ち、善玉コレステロールを増加させ、免疫力をつけるサポートもしてくれます。オレイン酸と同様、リノール酸にも動脈硬化や高血圧を予防する効果が期待できます。特に渋皮には、抗酸化作用が高いポリフェノールの一種であるレスベラトロールが含まれているそうですので、皮ごと食した方が効果的かと思われます。

鯛と落花生の中華風カルパッチョ

材料

鯛の刺身・・1パック(6切れくらい) 落花生・・20グラム(中身を取り出した重さ) ベビーリーフ・・適量 塩コショウ・・少々 ごま油・・大さじ1 醤油・・大さじ1 中華だし・・小さじ2分の1
  1. 落花生の中身を出して、袋などに入れ上から麺棒などで叩いて砕く。
  2. ボウルに調味料、鯛の刺身、落花生、ベビーリーフを入れて絡める。落花生は渋皮のまま。
  3. 器に盛り付け、レモン汁を絞れば出来上がり。
karupaccho とっても簡単ヘルシーな一品です。淡白な白身魚にピーナッツの風味がとても良く合います。ピーナッツを入れることにより咀嚼回数も増え、満腹感も得られます。大分前の事ですが、中華料理店で食べた鯛のカルパッチョのようなものがとても美味しくて、自分で作ってみたいと思ってたんです。レストランですし、タレは特製でしょうから真似は出来ませんが・・・。タレはわざわざ作らなくても、ドレッシングの方が美味しいかも。和風や中華ドレッシングなどたくさん種類がありますから、お好みの味で頂けばいいかと思います。おろしニンニクやおろしショウガを加えるのもよろしいかと。付け合わせもネギやレタスなどで構いませんし、野菜も一緒にたっぷり摂りたいのなら、サラダ風にしてみてはいかがでしょうか。胡麻和えならぬピーナッツのほうれん草和えなど、和え物にも最適です。ちなみに鯛には旨み成分であるイノシン酸が豊富に含まれているため、多少痛んでも旨みが残るという特徴を持っているそうです。ゆえに「腐っても鯛」と言われるようになったとか。もちろん腐った鯛は食してはいけませんよ。これで一気にコレステロール値が下がれば言う事なしですが、短時間じゃ無理ですね・・・。今回の検診は諦めて、食生活を改めながら来年に期待することにします。