夏真っ盛りですね!やっと、じめじめした梅雨が過ぎ去ったかと思ったら、毎日焼けつくような暑さです。外を少し歩いただけで汗が噴き出してきます。逆に建物の中は寒いくらいの冷房。これでは体も弱ってしまいます。梅雨バテの次は本格的な夏バテです。小まめな水分補給は欠かせませんが、炭酸飲料やアイスクリームなどは高カロリーですので、なるべく控えた方がいいですよね。冷たい麺類は喉越しが良いですが、頻繁だと飽きがきますし、栄養も偏りがちになります。そこでちょっと一工夫。満腹感もあり、ヘルシーな素麺を作ってみました。
トウモロコシの効能
主成分は炭水化物。他の穀類よりも13パーセントほど食物繊維が多い。胚芽の部分にはビタミンB1、B2、ナイアシン、亜鉛、鉄などが豊富に含まれている。糖類はショ糖、ブドウ糖、果糖。品質改良により栄養価も高まっている。アミノ酸の一種であるアスパラギン酸を含み、疲労回復に期待できます。免疫機能の向上や、脂肪を燃焼する効果があるアラニンを含む。胚からは食用油を摂取できる。脂質は全粒中、85パーセント前後、胚に含まれている。穀類には珍しく、そのまま茹でたり焼いたりして食することができる。
そうめんの効能
小麦を原料とする乾麺の一種で、蕎麦やうどんよりも麺が細い。たんぱく質を含み、ビタミンB1やナイアシン、カルシウムも含む。
トマトの効能
果実には100グラムあたり、94グラムの水分を含んでいる。成熟するにつれ、0.1パーセント以下になる。抗酸化作用のあるリコピン酸が豊富で、動脈硬化やガンの予防に効果が期待できます。βカロテン、ビタミンC、ミネラルも豊富に含む。アミノ酸の一種であるグルタミン酸がトマトの旨み成分を引き出しています。またリコピンとビタミンCは肌の老化や生活習慣病の予防に効果があると言われています。
ツナの効能
たんぱく質、ビタミンB群が豊富に含まれている。油漬けより水煮の方がカロリーが低い。缶詰めの主体はビンナガマグロ。他にはキハダマグロやカツオなども利用されている。ビンナガマグロの肉は白く軟らかで、生食には向かないが加熱すると、身がしまって、味が鶏肉に似ていることからシーチキンと呼ばれている。マグロ類全般、水分が低く、たんぱく質を非常に多く含む。イコサペンタエン酸(IPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの不飽和脂肪酸が豊富で、高血圧や血栓、梗塞などの予防に効果がある。またIPAは血中の中性脂肪を下げる働きを持ちます。缶詰めにしても、マグロ特有の栄養価はさほど落ちないらしいです。
キュウリの効能
100グラムあたり、95.4パーセントと水分が非常に多い。栄養価はそれほど高くないがカロテンが豊富で他にもビタミンCやカリウムを含む。利尿作用のあるカリウムは腎臓の働きを助け、むくみ防止や血圧を安定される効果があります。ヘタの部分に含まれる苦み成分であるククルビタシンはガン予防に効果が期待できます。また、酵素であるホスホリパーゼには代謝を高め、脂肪を分解してくれる働きがあります。
ヘルシーそうめん
材料
そうめん・・一束 とうもろこし・・適量(缶詰めでも可) ツナ缶・・1/2くらい ミニトマト・・2~4個 キュウリ・・スライスしたもの5~7個 おろし生姜・・適量 そうめんつゆ・・適量
- そうめんをたっぷりのお湯で茹でる。
- トウモロコシを茹でて粒を包丁かスプーンで一列ずつ取る。
- キュウリを薄くスライスして、ミニトマトも半分に切っておく。
- 生姜を適量すりおろす。
- ツナの油をよく切っておく。
- そうめんが茹であがったら、冷水でよく洗い、器に盛り付ける。
- そうめんの上にトウモロコシ、ツナ、キュウリ、ミニトマトを盛り付け、そうめんつゆをかける。おろし生姜はつゆに溶かしてからかけました。
- お好みでネギや、きざみ海苔を添える。
キュウリのシャキシャキとした食感、ミニトマトの酸味、ピリッとしたおろし生姜。まさに夏の一品です。ツナとトウモロコシが絶妙に合います。昔、ツナとトウモロコシの入ったクレープを食べたことがあったのですが、それがまた美味で。それからというもの、卵焼きやパスタにも入れたりするくらい好きなんです。トウモロコシの缶詰もありますし、ツナ缶同様、保存食品ですから、いつでも利用できるのも魅力の一つです。但し、トマトとキュウリの食べ合わせに関してなのですが、キュウリに含まれるアスコルビナーゼという酵素成分が、トマトのビタミンCを損ねてしまうと言われています。酢の成分が入ったもの、例えばポン酢やマヨネーズをかければ、酵素が分解されずにすむらしいです。しかし、食べ合わせばかりを気にしていると、食の楽しみが減ります。食事を美味しく頂くには、見た目も大事。どうしても気になるようならビタミンCは次の機会に取り入れれば良いかと思います。それと、そうめんは炭水化物ですから、食べ過ぎると血糖値の上昇をまねいてしまう可能性もあります。また、冷たい物も胃腸を弱める原因ともなりますので、注意が必要です。麺類は口当たりが良いので、ついツルっと一気にすすってしまいがちですが、よく噛んで食べることはダイエットでは基本ですので、ゆっくりと食べましょうね。