アロマセラピーとボーマン腺

アロマセラピーでは植物などから採取した芳香成分を利用します。成分を抽出して取り出すわけですが、これを鼻から吸い込んだり、マッサージなどで肌へ塗布したりします。また、入浴といった利用形態で肌から取り込ませる方法もあります。アロマセラピーによって得られる生理作用で代表的なものはリラックスやリフレッシュなどです。 鼻孔から流入した匂いの粒子は鼻の上部に位置する繊維に達して感知されます。粒子が粘膜に溶け込むことによって匂いを感じ取るわけですが、この粘膜はボーマン腺と呼ばれるところから分泌されています。また、匂いの粒子は嗅毛に取り込まれることによって匂いを感知します。 嗅球は嗅神経のことで、嗅覚受容細胞はここにつながっています。この細胞は更に嗅毛とつながり、その先に粘液が存在します。匂いの粒子はここの粘液に溶け込みます。尚、嗅神経とは脳神経十二対の中で最初の神経であり、脳から派生する末梢神経の一種です。