肺の構造~胸膜・肺門・気管支~

横隔膜は右と左肺の下にあります。肺は心臓を挟むような形状で収まっており、右側は三葉の上、中、下に分類されます。これに対して左側は二葉の上、下に分かれます。肺門は気管支が出入りする箇所で、気管支は肺の内側に位置します。肺門には神経の他、栄養を肺へ届ける血管や心臓と結合する血管が存在します。臓器の一つであり内部の組織には空気が含有されているため、スポンジのごとく柔軟性があります。 常時肺は外側に引っ張られているため、しぼみません。これは胸膜に覆われているためで、その構造は二重になっています。膜の二つの隙間には漿液が入っています。 気管支は太い部分で軟骨に覆われていますが、その太さがおよそ一ミリメートル以下になると認められなくなります。これはその形状が細くなることによってまちまちになるためです。また左と右に分類される気管支ですが、前者はおよそ五センチメートル、後者は大体三センチ程度です。