腎症と低血糖症状

糖尿病の症状において腎症(じんしょう)がある場合、運動によって血圧が上昇し、それによって腎症が悪化することで、さらに血圧が上昇します。その結果、脳血管の障害や、網膜症(もうまくしょう)・心臓病の悪化を引き起こす可能性が高くなりますので、注意が必要です。もちろん、血糖コントロールに問題がなければ、適度な運動は大切です。ただし、蛋白尿がある場合、運動によって蛋白尿(たんぱくにょう)の増加が見られないことを確認したうえで、運動の強さを決めて行きます。蛋白尿が断続的に見られる場合でも、やはり運動は必要ですが、主治医の判断の元、慎重に運動療法を検討するのが望ましいと言えます。また、腎症の悪化により人工透析を受ける方もおられることと思いますが、そのような場合でも、適切な軽度の運動を行うことで、生活や活動の範囲が広がり、有効と言えます。 糖尿病の症状は、インスリンが不足して血糖値が上昇する病気ですが、この血糖値を下げるために、インスリンや飲み薬を使用します。すると、インスリンや飲み薬が効きすぎて低血糖症状(ていけっとうしょうじょう)を引き起こします。SU剤は膵臓のインスリン分泌力を高め、インスリン注射は、体内へ不足分のインスリンを注入するものです。ところが、人間の体は、食事の量や運動量によってインスリンの必要量は、常に変化します。すると、SU剤やインスリンなどの薬物療法を行うことにより、時として、その効果が効きすぎてしまうことがあります。その結果、低血糖を引き起こしますが、特にインスリン注射においては、注意を要します。
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