コンニャクダイエット
一品ダイエットなど、わずかな種類の食物での減量をよく聞きますが、これは良いダイエットとは言えません。蒟蒻(コンニャク)だいえっとの他にも、キャベツダイエット、豆乳クッキーダイエット、りんごダイエット、酢ダイエット、ヨーグルトダイエット、豆腐ダイエット、フルーツダイエット、バナナダイエット、こんにゃくダイエット、豆乳ダイエット、断食ダイエット、みかんダイエット、玄米ダイエット、納豆ダイエット、数えたらきりがありません。中でもこんにゃくダイエットは、ダイエット体験者なら誰もが聞いたことあると思いますが、人間は、色んな栄養素を摂取することで、正常な生命活動を行っています。例えば、タンパク質が不足すると、筋肉・内臓・神経などの活性組織を弱らせ、病気にかかりやすくなり、正常な思考もできなくなります。それが長引くと、老化を早め、自分の命の寿命を縮めることにもつながります。いくらカロリーが低いといっても、こんにゃくだけでは、疲れやすくなったり、不眠などの症状が出てきます。また、フルーツダイエットというものがありますが、果物の果糖は、砂糖と同等のエネルギーがあり、通常の糖質に比べて吸収される時間が早いのです。ただ、果物には水分や食物繊維が多く含まれているため、摂取量の割りにカロリーが低いのは事実ですが、それでも果物を食べても太らないと言う神話はなりたちません。
続いて、こんにゃくダイエットが痩せるという理由ですが、これは、こんにゃくの主成分であるマンナンが胃の中で膨張するからです。マンナンとは炭水化物なので本来カロリーがあるはずなのですが、人間の体は、マンナンを消化する酵素を持ち合わせておりません。ですから、基本的にはマンナンは、ノンカロリーになってしまいます。ただし、このマンナンも大腸で発酵すれば、通常の炭水化物の半分くらいのカロリーになってしまいます。このことから、マンナンも厳密にはノンカロリーではありません。しかも、マンナンの摂取をやめれば、食欲も元に戻ります。