有酸素運動・無酸素運動によるダイエット

一般に中性脂肪を効果的に減少させるには、ウォーキングと言われています。これは、運動最中に体の中へ酸素を取り込みながら実施するもので、有酸素運動と言われています。反対に無酸素運動は瞬発力などを使うスポーツなどで、体内においてほとんど酸素を取り込んで利用していないのが特徴です。有酸素運動はゆっくり時間を掛けて運動するもので、汗ばむ程度のウォーキングをはじめ、軽いジョギングやサイクリング、などが該当します。一方、無酸素運動は、重量挙げやウエイトトレーニング、100メートル走などが該当します。運動した際に、まず利用されるのは筋肉中に存在するグリコーゲンや糖質で、これらが不足すると次に脂肪が用いられます。瞬発力を使うスポーツは兎角時間を掛けないのが特徴で、大抵は脂肪が燃焼されずにグリコーゲンなどの利用だけで終わってしまいます。一般に15分以上継続して行える運動が脂肪燃焼に及ぶと言われています。ただ、有酸素運動と無酸素運動を比較すると基礎代謝量は無酸素運動の方が高いとされています。これは、筋肉量が多いと、日常生活の中で何もしていなくても消費されるエネルギー量も増えるためで、この基礎代謝が高まることによって、肥満になりにくい体質が形成されることになります。反対に筋肉量が少ないと、エコタイプの体になってしまい、人間の体は極力無駄なエネルギーを消費しないよう省エネタイプの体を形成して行きます。こうなると、食事制限によってカロリーを抑えても、痩せ難く、太りやすい体質を作ってしまいます。そのため、中性脂肪を減らすには有酸素運動を主軸にし、無酸素運動もある程度取り入れることが必要と言われています。