痩せ薬の副作用

副作用は薬の投与によって引き起こされる現象ですが、この薬はいわゆる化学薬品のことを言います。一般に、副作用がまったくない薬はそれほど多くなく、強い効果が得られる薬ほど、副作用も重大なものとなっていきます。薬は本来自然でない異物であるため、人間の体の中に取り込むべきものではないとされています。いわゆる痩せ薬も自然の食物とは言いがたいため、その副作用による健康被害が後を絶たないと言われています。尚、下剤には依存性があり、一度習慣がつくと、下剤を用いなければならない習慣性便秘になってしまいます。本来、十分な睡眠または熟睡と適切な食事をしていれば、排便もスムーズなものになると言われています。これは、健康であることが脳と自律神経の働きを正常化し、その指令が神経を介して腸管においてスムーズに作用するからだと考えられています。 ちなみに人間のからだは、その機能を保持するにあたって、体の中に六割程度の水分が不可欠です。水分が不十分であると、人は喉が渇いたと感じるようになりますが、その際、食欲中枢の様に渇水中枢は抑制による制限をかけません。つまり、食欲中枢が作用した時に起こる満腹感は、渇水中枢にはないと言えます。これは、汗や尿といった形で、すぐに体外へ排出されるメカニズムがあるからです。ただ、肥満の方の腎臓(じんぞう)は、正常に作用していない傾向にあるため、過剰摂取された水分は速やかに体外へ排出されにくくなっています。これが浮腫みを発症させて、次第に悪化していく原因となります。浮腫みを防ぐためにも日ごろから、腎臓になるべく負荷がかからない様にすることが大切です。