低血糖の研究

健常者の場合、血糖値が68mg/dlまで低下すると、拮抗ホルモンが分泌され、体は血糖値を上げようとします。血糖値が53mg/dlまで低下すると、今度は、動悸、吐き気、発汗、手足のふるえなどの症状が出現してきます。これらは、自律神経の障害で血糖値の下がりすぎによる体からの警告です。更に、血糖値が48mg/dlまで低下すると、集中力が低下し、錯乱状態、脱力、疲労、めまい、などが引き起こされます。このまま放っておくと、意識障害が引き起こされ、自分自身ではどうすることもできなくなります。更にそのまま進行すると死に至ります。低血糖の症状においては、個人差があるもので、糖尿病の症状患者の方は、自分が低血糖になった時、どのような症状を引き起こすのか理解しておくことが大切です。こうすることで、低血糖に陥ったときに、素早く対応することが可能になります。また、一度重度な低血糖を引き起こすと、低血糖による症状が現れる領域が低下します。そうなると、次回、低血糖に陥る時は、何の前触れも無く突然、意識障害が引き起こされることもあります。これを無自覚性低血糖と言いますが、この症状は、2ヶ月ぐらい低血糖を引き起こさなければ、低血糖による症状が現れる領域が元に戻ります。また、糖尿病の症状の合併症によって自律神経が侵されていると、上記のような無自覚性低血糖を繰り返しますので、慎重に対処することが大切です。
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