刺激~激辛食品・冷たい飲み物・甘いもの
病気は偏った生活が大きく影響しており、これが持続すると自然に甘いものなどを摂取するようです。これは身体を労わろうとする人間に備わった感性のためと考えられており、自然に身体を癒すようになるようです。一方、ゆとりのある生活を継続させると逆に身体を刺激する食物を無意識に欲すると言われています。刺激といえば、キムチや激辛の食品が該当し、これには冷えたビールや飲み物も含まれます。また薬味である芥子(からし)や生姜(しょうが)、山葵(わさび)なども刺激成分を含みます。近年、激辛商品が流通する裏には、日本人がそれだけゆったりとした生活を送り続けてきた結果があるとも考えられます。おそらく多くの日本人がゆったりし過ぎた生活に不満を持ち、刺激を求めているのではないでしょうか。
もともとゆとりのある生活は、病気とは無縁の世界と思われがちですが、これも程度の問題です。つまり、過剰にゆったりしすぎると今度は反対に活力を喪失し、疲労感を招きやすくなります。元気がなくなると刺激を求めて、次は激辛食品などを摂取する人もいますが、これは一過性に均衡を保っているだけに過ぎません。いずれは崩壊し、病気を招くものと考えられています。
というのは、交感神経優位の状態を招くおそれがあるためで、これは刺激を求めた結果、生じるものです。本来、ゆとりのある生活は副交感神経が優位になるため、リンパ球が多くなっていますが、精神的な苦痛や抗原に対するストレスに限らず、物理的な影響にも過剰に反応してしまうようになるようです。つまり、これが刺激食品の欲求などを招き、ひいては交感神経の緊張を突然引き起こしてしまうこともあると言われています。