アイスクリームと消費エネルギー
イメージとしては太りやすいといったものがありますが、これはその甘さやお菓子といった性質によるものだと考えられます。減量をしている人は特にアイスクリームを避けようとするでしょうが、実際は少し誤解があるようです。というのは、アイスクリームは冷たいのが普通であって、これを摂取すると体温低下を引き起こすからです。体温が下がると人間の体はある一定値に回復させようとします。その際、エネルギーの消費が起こります。エネルギーを消費するということは、カロリーを使うということです。ただ、普通の人は一度にアイスクリームを多量に摂取しないだろうというのが前提で、必要以上に食べると当然消費カロリーを摂取カロリーが上回るため、肥満になります。あくまで、極端に神経質になる必要はないという程度のものです。
種類ではアイスクリーム、ラクトアイス、アイスミルクがあります。八パーセントの乳脂肪分と十五パーセント以上の乳固形物を利用している場合、アイスクリームとなります。植物性脂肪が乳脂肪分の代替用に利用される傾向にあって、三パーセント以上の乳固形分を利用しているのがラクトアイスと言われているものです。三パーセント以上の乳脂肪分を使い、十パーセント以上の乳固形分を用いているのがアイスミルクです。これらの分類は食品衛生法に規定されていて、水分を除去した牛乳に含有されている乳脂肪分と乳固形分の量をもとに決められています。
添加物では安定剤や乳化剤が使われています。安定剤には増粘多糖類が用いられており、これで食感を改善したり、型崩れが起こるのを防止しています。乳化剤は脂肪分を乳化して均一にするために使われています。いずれの添加物も食品として危険性は無く、国際的にもほぼ問題ないと言われています。ただ、大豆に対する過敏症を認める場合は異なります。というのは、大豆から抽出されるレシチンが乳化剤として利用されていることもあるためで、アレルギーを持っている方は、原材料の確認をすることが望まれます。