例えばアルギニンという健康食品
一般には、天然と合成に大きな違いはないと言われていますが、ビタミンEなどは違います。構造が若干異なっており、合成モノはdl-αトコフェロールで、天然モノはd-αトコフェロールとなります。人間の体の中へ移動すると抗酸化の働きが高くなると考えられていますが、体外では同等の作用とされます。以上のことからサプリメントを選択する際には、そこそこ知識が必要となってきます。また基本的には値段の高いものと安いものとでは含有される成分も異なってきます。購入の際に確認する点は、天然なのかそれとも合成なのか、副作用はないか、安全性はあるのか、添加物は含まれているのか、メーカーの知名度が高いか、それぞれの成分量の価はどれぐらいなのかといった感じになります。
近年、ドラッグストア以外でもちらほら健康食品を見るようになりましたが、その量も多く、どの製品を選択すればいいのか分かりにくくなっています。基本的に国の許可を得て売られているサプリメントは問題ありません。また、アメリカで販売されているものもFDAの審査が行われているため、特に問題ないとされます。このため、個人で輸入したものでもアメリカ製であれば安全と言えます。しかし、知識のない人にとってはどれがいいのかハッキリ分からないため、こういった場合は知名度の高いメーカーの製品が推奨されます。また、FDAとはアメリカ食品医薬品局のことで、日本では厚生労働省に該当します。
尚、サプリメントの表示成分を見る際は、有効成分量を確認します。全体内容量にはあまり意味がありません。というのは、仮にL-アルギニンが1000ミリグラムと表示されていれば、その量がすべてアルギニンになります。しかし、この表示が塩酸アルギニン1000ミリグラムになっていると、実際には600ミリグラムのアルギニンしか含まれていません。こういった理由から購入の際にはある程度の知識が必要となってきます。