ポリフェノールとカカオ

女性の間でも人気のある商品ではチョコレートがあります。中には、その生地に洋酒を混ぜて風味を出したものや生クリームなどを入れて食味をまろやかにしたものもあります。こういった食品は賞味期限もそんなに長くは無く、管理温度も難しくなっています。 チョコレートの原料はカカオですが、この原料にはポリフェノールが含まれていることで最近注目されています。というのは、この成分に活性酸素を無毒化する働きがあると考えられているためで、結果として癌発生の予防につながるのではないかと言われています。チョコレートには様々なものがが入っており、糖質をはじめ、乳製品、そしてココアバターパウダーやカカオといった原料から生地を作っています。これらの原料と添加物はそれぞれ特有のチョコレートを作っており、大別すると四種類ほどになります。いわゆるチョコレートと言われるのは、その生地に100パーセントのチョコレートを用いているものですが、実は糖質も脂肪分も含んでいます。よくブラックチョコレートには糖質がほとんど使われていないと感じる人がいると思われますが、これも誤解です。ブラックゆえに苦味があるから、そう考えてしまうのでしょうが、その苦味を調整するために糖質もそれに見合う分量だけ使用されています。 低カロリー志向からシュガーレスチョコというものも登場していますが、こちらは砂糖の代替用としてエリスリトール、ラクチトールといったものが使われています。この成分は甘味料の一種ですが、過剰摂取は下痢の原因となるそうです。