薬の副作用と服用時間

薬の副作用は、体質や投与した時期にたまたま体調が悪いなどの理由によって起こるケースが多く、全ての人に同じ副作用が現れるわけではありませ。また、副作用が起こってもその症状は、人によって違う現れ方をするものです。副作用は大きく分けると、摂取量が多すぎて引き起こされる副作用、薬がもともと薬効として持っている副作用、原因の分からないアレルギーを引き起こす副作用などに分けられます。摂取量が多すぎる場合は、薬の摂取量を減らせば問題ありません。薬がもともと薬効としてもっている副作用は、ある意味、仕方が無いと言えるでしょう。もっとも多いのが、原因の分からないアレルギー症状を引き起こす副作用です。一般に言われる副作用は、これに該当します。 食前に飲む薬は、一般的に箸を持つ時から遡って30分前です。食後に飲む薬は、箸を置いてから30分後とされます。食間というのは、食事と食事の間のことをいい、食事をしている最中に服用することではありません。概ね、食事をしてから2,3時間後を指します。食前に服用すると定められた薬を忘れてやむを得ず食後に飲んだ場合ですが、これは仕方ないでしょう。大抵の薬は飲み忘れを防ぐ意味でも食後になっていますが、中には、食欲を抑制する薬や食物の消化及び吸収を抑制する薬がありまして、これらは、食前に服用しないと十分な効果が得られません。また、朝食を摂取しないのに朝食後に薬を服用しなければならないと定められている場合ですが、やはり定められた時間に服用しなければなりません。ただし、糖尿病などの血糖降下剤は食物によって上昇した血糖値を下げる薬なので、規則正しく食事をすることが望まれます。その際、血糖降下剤も定められた時間に服用しなければなりません。