視力検査

ランドル環はCの文字を使ったもので、通常隙間と文字の太さは1.5ミリメートルで、全体の直径は7.5ミリメートルになっています。この文字を2.5メートルの距離から見えれば0.5、五メートルの距離から見えると1.0の視力と判定されます。他には直線を放射線状に記入したものや、カタカナ、ひらがなを用いた検査もあります。視力検査を行う上で、一々距離を変更してこれらの文字を見るのは困難なため、実際の現場で用いられるのは文字の大きさを変更させたものが採用されています。 眼の検査では、視力以外にも眼底や眼圧、視野などを対象にした検査もあります。眼底がどのような状態になっているか、その眼球の圧力はどれぐらいなのか、どこまで見えているのかを調べるものです。また、水晶体や角膜の状態を調べるのに、細隙灯顕微鏡を用いて検査することもあります。尚、通常、異常のない眼の焦点は網膜上で合うようになっています。 Cの文字を用いたランドルト環はもともとエドマンド・ランドルトによって作られたものです。眼科医の医師でフランス人です。隙間、幅、文字の直径がそれぞれ1・1・5の比率で構成されています。