ラズベリーリーフ[らずべりーりーふ]

ラズベリーリーフの概要

ラズベリーリーフはヨーロッパで昔から利用されてきた植物の一つで、現在様々な品種が存在しています。赤色に熟した実は、甘味と共にやや酸味が感じられます。日本では、ヨーロッパキイチゴの名称で知られていますが、在来するキイチゴとは種類を異にします。ラズベリーリーフはバラ科に分類されていて、原産地をヨーロッパとする落葉低木となります。利用部位は、葉となります。ハーブティーにしたラズベリーリーフは、少し甘い芳香を有し、ハッキリとした味になっています。かつて自然分娩が普通に行われていた時代には、このハーブティーが欧米で利用されていたようです。これは、ラズベリーリーフに出産を楽にする働きがあったためで、昔は出産の際に重宝されたと言われています。また、産後の体力回復に作用したり、母乳の分泌を促進させる働きがらずべりーりーふにあると考えられていたため、産後も飲用し続ける習慣があったと言われています。現在でも、生理痛の痛みを軽減する目的で使われることもあります。その他、歯肉炎や喉痛、下痢、口内炎などにも役立つとされています。有効成分では、タンニン、精油、フラガリンといったものが知られています。

らずべりーりーふ/ハーブティーで期待される効能・効果

強壮、収斂作用、貧血予防など。また、子宮筋の増強や月経痛の緩和作用などもあるとされます。その他、粘膜系の炎症を抑える働きがあるとされているため、口内炎や喉痛にも有効とされています。尚、妊娠初期の方は、その利用する量に注意が必要とされています。