レッドクローバー[れっどくろーばー]

レッドクローバーの概要

レッドクローバーはかつては強壮剤として利用されていたようで、薬としての利用も古代ローマ時代からと言われています。マメ科に分類され、原産地をヨーロッパとするレッドクローバーは多年草になります。利用部位は花穂となります。ハーブティーにしたレッドクローバーは、爽やかな草の芳香がし、味もやや甘味が感じられ、クセがありません。喉の不調などに対して有効とされていて、インフルエンザや風邪などの症状に対しても有用とされています。これは、炎症を抑える働きや鎮静作用がレッドクローバーにあると考えられているためです。また、女性のホルモンのバランスを整えることから、更年期障害に関わる様々な症状に対してもれっどくろーばーが役立つと言われています。近代に入ってからは、抗癌性を有する物質が発見されているそうです。その他、ハーブティーが直接、目の洗浄に用いられることもあります。れっどくろーばーの有効成分では、フラボノイド、シアン配糖体、フラボン、イソフラボン、フェノール配糖体、クマリン、サリチル酸塩などが知られています。尚、日本では紫詰め草(ムラサキツメクサ)の名称で知られています。

れっどくろーばー/ハーブティーで期待される効能・効果

鎮痙、抗凝血、利尿、消炎、抗菌、鎮静、緩下、ホルモン様、催乳、抗炎症作用など。また、腫瘍を抑制したり、関節炎を軽減したりする働きがあるとされます。尚、妊娠中の方は、その利用を控えた方が良いと言われています。