サフラワー/紅花/ベニバナ[さふらわー/べにばな]

サフラワーの概要

サフラワーは血流の改善や鎮静の機能があることで知られていて、特に女性特有の症状に対して利用されるハーブの一つとなっています。また、着色料としても使われており、食用として花部が用いられることもあります。日本では、山形県が産地となっており、紅花(べにばな)の名称で広く知られています。特有の風味を有しており、冷え性などに対してハーブティーをそのまま入浴剤として利用されることもあります。サフラワーはキク科に属し、利用部位は花となります。染料としての利用の歴史は古く、古代エジプト時代に遡ります。古くからサフラワーの花部から色素が抽出されており、現在、口紅などにもその色素が用いられています。中国においても昔から薬草として利用されてきた経緯があり、血行を促進させ、延いては体温を上昇させる働きがあるとされてきました。昔から冷え性などに対してサフラワーが有用とされていたようです。その他、更年期障害の諸症状や月経痛、月経不順などにも役立つとされ、高い通経作用があることで知られています。サフラワーの有効成分では、ステロール、フラボノイド類、リグナン、そして脂肪酸などが知られています。

サフラワー/ハーブティーで期待される効能・効果

血圧低下、血行促進、鎮静、通経、緩下、発汗作用など。また、女性特有の症状を軽減する働きもあると言われています。尚、妊娠中の方はその利用を控えます。これは子宮収縮作用がサフラワーにあるとされるためです。また、稀にキク科の植物に対してアレルギー反応を示す方もおられるので、そういった方は利用を控えます。その他、出血性の病気が見られる場合も、利用を見送ります。