鰭玻璃草/ヒレハリソウ[ひれはりそう]

ヒレハリソウの概要

ヒレハリソウの花は、六月から七月にかけて枝先へ現します。その色は、黄色や白色、紫色など様々で、柄は短く下側に垂れて開花します。筒状をした花冠を持ち、その先の半分は、膨張して先っぽが五つに裂けています。またその膨張した部分は鐘状をしています。見た目の全体は、短く粗い毛が白っぽくなっており、翼が茎に存在しています。卵状披針形をした葉を持ち、その下にある葉は大きくなっていて柄を有します。上側に見られる葉は、茎から翼へとなり、柄も見られません。ムラサキ科に分類されるヒレハリソウは、原産地をヨーロッパとしていて、現在、野生種も見られます。また、ロシアコンフリーと呼ばれるオオハリソウとの雑種が多いと言われています。オオハリソウには、翼が茎に見られません。幅の狭い翼は、その先の葉の付け根に及ばず、ヒレハリソウに比較すると、鐘状に肥大化した花筒の先半分が大きくなっています。ヒレハリソウの栽培は、湿気のある土壌が適しているとされていて株分けにて繁殖させます。野生種も多く見られ、比較的どんな場所においても育ちやすいと言われています。ヒレハリソウの採取は、適宜、必要とされる量だけ採取され、生葉が利用されています。

ヒレハリソウ/薬草で期待される効能・効果

収斂・止血・鎮痛・去痰作用など。また、皮膚軟化症に対しても、その改善目的で利用されています。鰭玻璃草には毒性があるため、内容ではあまり利用されません。多くが外用としてで、特に入浴剤などで使われています。美容の働きがあるとされていて、皮膚を若々しく保つのに役立つとされています。