独活/ウド[うど]

ウドの概要

ウドは二メートル以上の高さになりますが、茎は中空で脆くなっています。ウドの名称もこれに由来するものと言われていますが、いくつかの説が存在しています。古くは室町時代より独活(うど)と言われていたそうで、日本原産では数少ない春を代表する野菜の一つに数えられています。ウドが栽培化され出したのは江戸時代からで、当時現在の東京において開始されました。今日では、日本で有数の生産量を示しています。ウコギは、アジア東北部において見られる多年草で、日本においても各地の山野で見かけることができます。一般には、芳香を嗜好されますが、その一方でアクがあり、独活自体硬い植物となっています。緑化独活と呼ばれるものは、栽培によって作られたものを指していて、これは緑っぽい茎の先っぽ及び葉先を有しているところに由来しています。他方、軟白独活と呼ばれるものは、周年温室などで栽培されているもので、盛り土を白い茎の部分に行って軟化させたものとなります。尚、独活自体に含有される水分が多くなっていますが、それと共に食物繊維も豊富に含有されています。そのため、カロリー量も少なく、減量の際に用いられる食材の一つになっています。

ウド/薬草で期待される効能・効果

解熱・利尿・鎮痛・鎮静・抗菌・発汗作用など。一般にはリウマチや神経痛といった痛みの改善、歯痛及び頭痛の改善、打ち身や風邪といった症状に対して利用されています。