昼顔/ヒルガオ[ひるがお]

ヒルガオの概要

ヒルガオの花は淡紅色をしていて、夏を迎える頃に咲かせます。その色は淡紅色をしていて、形状はじょうご型となっています。蔓の伸長に伴って、花も蔓の先へと移動していきます。夕方が訪れる頃に花はしぼみ、昼間は開いています。ヒルガオは結実しない果実を有し、根茎は白色になっています。切れた断面からも茎片が伸長し、繁殖していきます。長い柄が葉にみられ互生し、その形状は矢はず形となっております。裂片が両側に見られ、その先端は尖っています。日本各地の路上や野原に見られる多年生蔓草で、ヒルガオ科に分類されています。似たようなものでは、ヒロハヒルガオやコヒルガオといったものがあり、いずれも同様に取り扱われています。昼顔の栽培は、鉢植えにて行われ、地中へ根茎が伸長しないように気をつける必要性があります。これは、非常に地下茎が長く伸長するためで、取り除くのに一苦労とされていることに起因します。採取は、茎葉がよく育っている夏が適しているとされていて、その際、地上部を採取して水を用いて洗浄後、陰干しにて乾燥させたものが薬用として利用されます。また、芽先を採取すると、繰り返し摘み取ることが可能となるため、食用としても使われています。

ヒルガオ/薬草で期待される効能・効果

強壮・強精・利尿・疲労回復作用など。また、習慣生活病である糖尿病などに対しても、その改善目的で利用されています。利用する際は、水を用いて煎じ、これを一日三回に分けて飲用されます。