目弾き/メハジキ[めはじき]

メハジキの概要

メハジキの花は、茎の上側の葉腋に八月から九月の期間で幾つかまとめて開花します。その色は淡紅色をしていて、形状は小さめの唇形をしています。メハジキの全草からは独特に匂いが放たれ、見た目は細い白色の毛が密に生えています。長柄が根生葉に見られ、切れ込みが浅く、卵円形をした形をしています。また粗い鋸歯が見られます。対生した葉の上側は徐々に小さくなります。開花時に、根生葉は枯れてしまいます。メハジキは本州より南側に位置する日本各地の堤防や原野、道端などに見られる越年草となります。一つの花に果実が四つ発生し、その色は黒色になっています。メハジキの栽培は、種子にて行われ、最初の冬は霜除けをします。メハジキの採取は、開花時期の初期段階とされる夏が訪れる頃に、地上部をとります。その後、風邪干しにて乾燥させ、保存したものが薬草として利用されます。

メハジキ/薬草で期待される効能・効果

浄血・止血・利尿作用など。全草は、浄血や止血以外に、婦人病を対象にした補精目的でも使われ、その他入浴剤として利用されます。種子は、利尿のほか、眼の病気、水腫といった症状に対しても用いられています。また、いずれも月経不順や産後の止血及び浄血、腹痛、補精といった婦人病に対して利用されます。利用する際は、全草を乾燥させたものを、水で煎じ、これを一日三回に分けて飲用されます。また、種子に対しても似たような扱われ方がされます。