晒菜升麻/サラシナショウマ[さらしなしょうま]

サラシナショウマの概要

サラシナショウマは開花時期に凡そ一メートルに達するものもあり、直立した茎を有する多年生草本となります。サラシナショウマは北海道から九州にかけて日本各地の草地や山野に見られる植物です。ちなみに植物の名称に同じ仲間であるような名前の一部が入るケースが多く見られます。実際には異なる種類であり、サラシナショウマの「ショウマ」も様々な植物に、その名称が付随しています。例えば、ユキノシタ科に分類されるアカショウマやキレンゲショウマ、アワモリショウマといったものはサラシナショウマとは異なる種類です。また、バラ科に属するヤマブキショウマやメギ科に分類されるトガクシショウマなども異なるものとなります。中でも見た目が似たようなものになっているのは、ヤマブキショウマやアカショウマとなります。開花すれば、サラシナショウマとその違いも区別できますが、葉しか見られない時期は、その形状がよく似ているため区別しくくなっています。

サラシナショウマ/薬草で期待される効能・効果

解熱・解毒・発汗作用など。また、胃液分泌及び腸液の分泌を促進する作用があるとされています。このため、胃炎をはじめ腸炎や消化不良などにも有効であると考えられています。うがいをするケースでは、煎液が使われ、扁桃炎や口内炎に用いられます。