タンポポの概要
タンポポは野草の一つとして日本では広く知られています。タンポポには、在来種である白花タンポポ、関西タンポポ、関東タンポポと西洋蒲公英である帰化植物の二つがあります。総苞は蕾及び花の付け根部にみられるもので、これが外に向いて反り返っていないのが在来種で、反り返っているものが西洋蒲公英となります。単体によって繁殖が可能になっている西洋蒲公英は、親が細胞分裂することによって繁殖が行われます。ただ、通常、雌雄交配によって増殖します。別名では、ツヅミグサとも呼ばれ、日本各地の山野や草地などにおいて広く生息しています。根生であり、深い切れ込みが葉に見られます。花茎は、葉の間から春が訪れる頃に伸長させ、頭花を単生させます。その色は黄色くなっています。開花は、晴れた日に見られ、その際、白色の冠毛を現します。含有される成分では、ビタミン類であるビタミンCやカロテノイド、ミネラル類であるカリウムや鉄、そしてコリンや苦味質といったものがあります。
タンポポ/薬草で期待される効能・効果
緩下・消炎・利尿・発汗・健胃・強壮・催乳・解熱作用など。一般に、胃腸虚弱や便秘、浮腫み、リウマチ、腫れ物、結石、乳腺炎、疲労といった症状に対してその改善目的で利用されています。利用する際は、乾燥させた根を水で煎じて飲用されています。