蘆/ヨシ[よし]

ヨシの概要

ヨシは成長すると凡そ三メートルに達するものも見られ、根茎は地中を伸長しながら這っていきます。その色は白色になっていて、ひげ根を節から現しています。またヨシは中空で直立した地上茎を有し、互生した葉を持っています。茎を囲んだようになった葉鞘が葉の基部に見られ、これが茎より離脱し葉身となっています。小形の耳状の突起物が葉身基部の両方に見られ、列をなして生える毛が葉鞘の口にあります。穂は、秋が訪れる頃に茎頂へ出現させます。ヨシは日本各地の湿地帯である沼や河岸などにおいて見られ、大型の多年草となります。近縁種では、ツルヨシと呼ばれるものが存在していて、こちらはほふく枝を地表に伸長させ、その枝の節には毛が見られます。また耳状に突出した葉身の基部は見られず、赤紫色になった葉鞘の上部などが異なる点になります。栽培は通常行われません。これは湿地帯において沢山発生するからです。採取は、根茎を秋が訪れる頃に行われ、その際、水を用いて洗浄後、細根を除去し、天日干しにて乾燥させたものが薬草として利用されています。尚、イネ科に分類されるヨシは、蘆根(ロコン)と呼ばれる生薬名を有します。これは、蘆の根茎を乾燥させたものを指しています。

ヨシ/薬草で期待される効能・効果

一般に、吐き気止めや浮腫みといった症状に対して、その改善目的で利用されています。また漢方の領域では、消炎や利尿、鎮吐、止渇といった目的で処方されています。