サラサラのグラニュー糖(砂糖)が固くなる

理由は水分を吸収して乾燥するから。具体的には、こうだ。湿った環境に長く放置すると水分を取り込んでしまい、それが乾燥した環境に変化して水分が取り除かれてしまう。そなると結晶がそれぞれ結合し、次第に塊が肥大化してしまうという過程を踏んでしまう。砂糖は外気の湿度に影響を受けやすい物質なのだ。しかし、砂糖に賞味期限が書いてあるのを見たことがあるだろうか?書いてあるとすれば、「砂糖は長期保存が可能な食品ですので、賞味期限は記載しておりません。」というものだ。要するに賞味期限がない。しかもメーカーによっては防湿加工が施してあるものまである。大抵、「直射日光、高温多湿を避けて常温で保存してください。」とあり、密閉可能な容器へ移すことが推奨されている。 賞味期限がないということで、砂糖が固まってしまったらどうするか?答えは、砂糖に吸収される湿気をコントロールできるものを活用すればいい。もちろん、握力で無理やりほぐしたり、固い物体で叩くのもアリ。しかし、柑橘類の皮を使う方法もある。この場合、内側の皮を砂糖に向けて置き、密閉する。そうすれば自然に砂糖がほぐれるのだ。他にも食パンを適当にちぎって砂糖の容器に入れて置くという手軽な方法がある。ただし、パンのほうは砂糖と入れ替わってカチカチになる。購入時、或いは購入後にサラサラ感を喪失した砂糖に対して一度やってみると面白いだろう。
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