ピーマン特有の匂いは切り方で減少する

匂いの原因はメトキシピラジンという成分。この物質のお蔭で、老若男女問わず特に子供に嫌われる理由になっている。ピーマン独特の匂いを苦手とする人は多いだろう。食べ物の好き嫌いをしてはいけないと子供の頃に教育された人も多いだろうが、それでも大人になった今なお、ピーマンを残す人をたまに見かける。もちろん親も工夫を凝らしてピーマンを細かく刻み、他の食材に混ぜるなどあの手この手で匂いを誤魔化している。それでも匂いに馴染めず、子供の頃からずっと苦手とする人の話をたまに聞く。 メトキシピラジンはピーマンのタネや綿に多く含有されているが、もちろん他の細胞にも含まれている。その形状は細長くなっており、ピーマンを縦にしてヘタから先っぽに向かって並んでいる。通常、タネや綿は捨ててしまうのでこの部分の匂いは問題ないが、食用とする部分の切り方にコツがいる。匂いが出てくるのは細胞を壊してしまうから。横へ輪切りにしてしまうと縦長のメトキシピラジンを壊してしまい、ピーマン特有の匂いがきつく放出される。そのためピーマンを切るときは縦長の細胞を壊さないようにヘタから先っぽへ向かって縦に包丁を入れればよい。 メトキシピラジンは脳梗塞や心筋梗塞の予防に有用とされており、血液をサラサラにする作用がある。最近では品種改良からこの物質の含有を少なくしたものが出回っているが、それは即ちメトキシピラジンの恩恵を放棄することでもある。特有の匂いが少なくなる分、血液をサラサラにする作用も少なくなるということだ。 もちろん、ピーマン特有の匂いが好きだという人は気にする必要ないが、気になるのであれば品種改良されてメトキシピラジン含有量が低下したものを選ぶのも無理やり食べる一つの方法だ。ただ、メトキシピラジンの恩恵を受けたいのであれば、縦に切ってなるべく匂いが出ないように工夫するのも一考だ。
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