煮込みや焼き方、炒め方の調理用語・ポワレ、ソテー、ロティ、グリル、ブランケット
まずポワレとソテー。鯛(タイ)や鱸(スズキ)、鰆(サワラ)、赤魚のポワレ、ポークや白身魚、チキン、ひいてはポテトや椎茸ソテーなど、食材に連なってよく使われる言葉だろう。もちろん、今更と思う人もいると思うが、言葉は聞いたことがあってもピンと来ない人もいるのではないだろうか。
簡単に言えば、ポワレは「蒸し焼き」。ソテーはサッと油で「炒め焼き」したものだ。ポワレの特徴は蓋を閉めるなどで旨味を閉じ込める焼き方で、ソテーのほうは短時間で炒め焼きをする。他にもロティやグリルといった焼き方があり、前者は肉の塊をオーブンを使って焼くと言うもの。グリルは直火で焼く方法であり、網などを用いる。これは焦げ目をつけるのが目的だ。グリエとも。ブランケットはホワイトソースで白身肉を煮込んだもの。これらはいずれもフランス料理で用いられる調理用語。
レストランなどのお店に入ってあまり気にせずメニューをボーっと見て注文料理を決めていたかたは、一度意識してみると良いかも知れない。今までとはまた違う雰囲気の中で、食事を楽しめるかも知れないからだ。