国際紛争でパンもパスタも饂飩も食べられなくなる、日本の小麦の自給率の低さ

日本に小麦の栽培が伝えられたたのは、弥生時代にさかのぼる。そんな昔から栽培されていたのに国際紛争などに巻き込まれると日本では小麦が不足する。つまり、パスタも饂飩もパンも流通しにくくなるということだ。また、日本の食料自給率は低い。特に小麦の自給率は一割前後。昔から日本で栽培されている割には、低すぎる。円の大暴落でも起きればひとたまりも無いだろう。 とはいっても、日本で最大の小麦の生産地がある。それは北海道。日本での国産小麦の生産は北海道が大半を占めている。ではなぜ北海道の生産が多いのか?それは、小麦の栽培に適しているから。小麦が育ちやすい環境は、乾燥した土地だ。北海道には梅雨がない。それが小麦を育てやすい環境にしているのだ。 そもそも小麦は、西アジア方面の乾燥した地域から広がった食べ物。その進化の特性上、乾燥には耐性があっても湿った環境では弱さを露呈する。湿った時期に収穫期が訪れると、種が発芽して食べられなくなる。そういう理由から、湿った環境を作る梅雨のある日本では、小麦が育ちにくいのだ。
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