ドコサヘキサエン酸/DHA/エイコサペンタエン酸/EPA/IPA
魚は一般的に低カロリーといわれていますが、鰯(いわし)、秋刀魚(さんま)、鯖(さば)などは脂肪分が多くいわゆる青魚は高カロリーとなっています。比較的脂肪が少ないとされるのは赤身魚でカジキ及び鮪(まぐろ)といったものがあります。魚の中で最もカロリーが低いとされているのは白身魚で、鰈(かれい)などがこれにあたります。鯖や鰯、秋刀魚などは高カロリーとなっていますが、そこに含まれる脂肪はドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)或いはイコサペンタエン酸(IPA)と呼ばれる良質の脂質から成り立っています。これらの成分には、ドロドロとした血液になるのを防止する働きがあると言われていて、中性脂肪を低下させる作用も注目されています。
その他の魚介類では蝦(えび)や貝類、蛸(たこ)、烏賊(いか)といったものがあり、これらはダイエット食に薦められている低カロリー食となっています。また、低カロリーである白身魚や海藻類、キノコ類などと組み合わせると、沢山食べることが可能になるため、減量の際にはこういった食品を利用するのが薦められています。尚、缶詰などではノンオイルの食品もありますが、一般には水煮缶より油漬け缶の方が高いカロリーを持っています。また、干し物などは水分をほとんど含有していないため、通常の生魚に比較すると高カロリーになっています。一方、練り製品でよく見られる白身魚を利用したものでは、カロリーが低めになっています。ただ、いずれも塩分が多く含まれているため、食欲が増進され、延いては過食を引き起こすこともあります。