牛乳と果物

牛乳は栄養価の高いことで広く知られており、ビタミン類、ミネラル類、そして三大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質などを豊富に含んでいます。中でもカルシウムの吸収率は高く、その含有量も豊富です。ただ、牛乳に含まれるのは飽和脂肪酸の比率が高く、脂質全体の含有量も多くなっています。一般には濃厚牛乳が最も多く脂肪が含まれていて、次いで普通の牛乳になります。一番カロリーが低いのは低脂肪牛乳及び無脂肪牛乳といわれる物で、減量やダイエットを行う際には適した牛乳といえます。ただ、牛乳には好みの傾向が強いため、あまり好きと言えない方にとっては、ヨーグルトを利用する方法もあります。ただし、脱脂加糖ヨーグルトは糖質を含んでいますので、利用する際は全脂無糖ヨーグルトが薦められています。また、甘味が足りないと言われる方にとっては、苺やバナナを用いてフルーツヨーグルトにする方法もあります。 ちなみに糖質には単純糖質と複合糖質があり、パン及びご飯などに多く含まれているのが複合糖質になります。これに対して単純糖質は果物に多く含まれている成分で、果糖、ショ糖、ブドウ糖といったものがこれにあたります。この単純糖質は、吸収率も高く、沢山摂取すると肥満の原因になったり、体内の中性脂肪を増加させるといった悪影響が現れてきます。ただ、果物にはこうした悪影響を除けば、食物繊維をはじめビタミン類やミネラル類を多く含む重要な栄養源となります。尚、果物を食べる時間は、なるべく夕食後を避け、間食として摂取することが薦められています。