間食

間食は、基本的に肥満になりにくいのですが、これは一日で摂取するカロリーの合計が、間食がない場合と同じ場合のみの話です。一日の合計カロリーが2000kcalである場合、1000kcalを二回に分けて摂取するより、500kcalを四回に分けて摂取する方が肥満になりにくいということです。ただ、俗にいう間食は、スナックやインスタント食品を摂取することが多いですが、この場合、どうしても食べ過ぎてしまう傾向にあります。ですから、間食は、本来理想とする一日の合計カロリーを越えないようにすることが大切です。また、夜食は、昼に食物を摂取するより吸収されやすい時間帯です。就寝前の3時間は、食物を摂取しない方がいいでしょう。 ちなみに肥満と関わる病気で動脈硬化症がありますが、その大きな原因は四つあります。それが、糖尿病・高脂血症・高血圧・喫煙です。脳出血や脳梗塞は、高脂血症の影響も多少受けますが、どちらかと言えば、高血圧症状の影響を受けて発病します。冠状動脈の硬化は、高血圧症状よりも糖尿病の症状・高脂血症の影響を受けて発病します。閉塞性抹消動脈硬化は、糖尿病の症状・高脂血症・高血圧症状の影響も多少受けますが、喫煙の影響を受けて発病します。これらの症状は、いずれも肥満の人には合併しやすく、有酸素運動ダイエットによって減量することが、もっとも基本的な治療になります。また、薬による治療を行っている人でも、ダイエット効果によって減量できれば、必然的に、必要な薬の量も減っていくことにつながります。