ウォーキング
ダイエットでは、自分の体を動かすことが大切です。例えば、エレベーターの使用やエスカレーターを使うのを控えて歩いたり、階段を上ったりすることが薦められています。そして、毎日続けて気軽にできる運動を選ぶことが重要です。有酸素運動では水泳などが薦められていますが、プールなどは毎日通うことが困難です。そのため道具も器具もほとんど必要とされないウォーキングなどが減量において薦められている理由です。また、運動は毎日継続することが重要なのであって、運動の種類は問われていません。当然、同一の運動を繰り返して毎日行う必要性はありませんし、曜日によって異なる種類の運動を行うことができます。どちらかと言えば、毎日運動の内容を変更した方が、継続しやすいとも言えます。もちろん運動は過度にやったからといって、その効果がどんどん現れるものではありません。無理にすれば、足の関節などを痛めることもあり、異常を感じたら直ぐに停止すべきとされています。こうした一時期の無理が、後々運動できにくい体にしてしまうこともあるからです。尚、サウナを利用して減量しようとする方が多く見られますが、汗を大量に流したからといって、それに見合うだけの脂肪を燃焼しているとは限りません。温泉やお風呂などもそうですが、長く浸かったからといって消費カロリーが多くなるということはないのです。多少熱によって新陳代謝が活発化しますが、ウォーキングなどの有酸素運動に比べるとその効果も全く異なります。また、サウナに入った後、体重計に乗られている方がよくおられますが、確かに体重は減ります。しかし、体重が減ったのは汗となって放出された水分が大半を占めていて、脂肪が減っている訳ではありません。サウナに入れば、脱水状態になるわけですから、当然水を飲みます。水を飲めば、体重はほぼ元通りになってしまいます。ここで糖分を多く含むジュースを飲んだり、ビールを飲んだりすれば、体脂肪が増えてしまうことになりかねません。