珈琲による減量
運動しながら体重調整(減量)してコーヒーを飲用するのが良いとされますが、これは相乗効果が期待できるからです。運動による減量とコーヒーによる糖尿病を防ぐ働きは、違う仕組みです。しかし、これを同時に行うとそれぞれのシナジーによってより優れた結果が現れることになります。よく脂肪燃焼にコーヒーが役立つと思われがちですが、これには科学的根拠がありません。つまり、珈琲による脂肪燃焼由来のダイエットのエビデンスが不明です。
論文からは肥満の人ほど、優れた結果が得られると解釈されますが、このことは減量に有用であることを意味します。しかし、珈琲が本当に減量を引き起こすのかという点は、未だ明確にされていません。ただ、調査では糖尿病を予防しているのは通常体型の人より肥満体型の人のようです。一説には内臓脂肪に対してコーヒーが作用しているとも言われていますが、これも実際のところ不明です。とはいえ、副交感神経は珈琲を飲むことで亢進するようで、血中脂肪酸の高値を阻害するようです。また、内臓脂肪による血中脂肪酸の増加を阻害する作用が、コーヒーに含有される成分に認められるようです。他にはストレスや疲労、倦怠などにも役立つようです。