通風は時期によって異なる症状を見せます

無症候性高尿酸血症期

通風の症状は、無症候性高尿酸血症期、間欠性発作期、慢性通風期に分類され、体内において尿酸が病的に蓄積されているにも関わらず、明確な通風発作の症状が現れない状態を無症候性高尿酸血期と言います。通常、病院や健康診断などで発覚する段階となります。ハッキリとした自覚症状が現れないため、気づかずに治療をしないケースが多いと言われています。通風が発症すると一生治療が必要なため、自身が現在どの段階にあるかを知っておく必要があります。通風は、尿酸が正常に代謝されないことに起因して、体の関節部分に結晶化された尿酸が蓄積されていく症状です。また皮膚、内蔵では腎臓といった箇所にも蓄積され、これによって様々な障害を招く病気です。

間欠性発作期

突如として足の付け根部分などに激痛を生じさせるのが通風で、最初に発症するケースでは、その大半が足の付け根部分に現れるようです。痛みは数日で治まりますが、二回目以降の発作時期には個人差があります。この時期が治療のポイントとなっていて、きちんとした治療を行わないと、発作が引き起こされる間隔は短くなり、回数も増えていきます。また間欠性発作期は、尿路結石や腎臓障害を引き起こしやすい時期でもあり、これは尿酸が腎臓及び尿路などに溜まりやすい傾向にあるからです。

慢性通風期

間欠性発作期において適切な治療をせず、放置した結果引き起こされる症状で、これを慢性通風期と言います。発作期間も短く、次第に連続性を有する発作へと移行していきます。痛みも持続したものとなり、尿酸が結晶化し、関節部分で炎症を引き起こします。尿酸が異常に増加すると、最初は関節部のみだったものが、全身のあらゆる場所に尿酸が蓄積して結晶化し、それが塊(かたまり)を形成していきます。この症状を通風結節と言います。通風腎は、この通風結節が腎臓において発症するもので、腎機能は極端に低下します。また、尿路においては尿路結石が発生する可能性が高くなります。更に合併症では、動脈硬化や高血圧、高脂血症、虚血性心疾患である心筋梗塞や狭心症、そして脳梗塞や脳出血といったものが考えられます。