抗がつく薬

抗ヒスタミン薬

肥満細胞と言われる細胞から放出されるヒスタミンという物質の作用を抑制するのが抗ヒスタミン薬になります。外傷などによって、体の中で免疫反応が引き起こされると、ヒスタミンが放出され、湿疹や蕁麻疹によるかゆみ、鼻や眼、気管支などといった部分に様々な症状が現れます。抗ヒスタミン薬は、このような症状を抑制します。副作用としては、眠気を催したり、体がだるくなったりといった症状が現れることも あります。

抗生物質と風邪

インフルエンザや風邪は、ウィルスによるものが大半で、抗生物質でウィルスを死滅させる作用はありません。抗生物質の主な作用は、細菌の進入を防いだり、肺炎の予防などです。市販で販売されている通常の薬も、咳を止めたり熱を下げたりする作用などで、ウィルスに直接作用しません。副作用として、消化器菅の障害、アレルギーなどがあります。

抗菌薬

太陽光線をあびることによって皮膚に異常反応を引き起こす光過敏症は、その人に特別な病的要因がなくても現れます。例えば、キノロン系の抗菌薬は、皮膚を着色するメラニンとの親和性が非常によく皮膚にこのキノロン系の抗菌薬などが沈着すると、ある種の波長による光線が照射されることで、光過敏症を引き起こすと考えられています。抗菌薬を服用してる最中は、なるべく皮膚を太陽光線にあてないことが大切です。