ホメオスタシス・恒常性
恒常性のことをホメオスタシスと言いますが、これは自然治癒力によって身体を健康な状態へ一定に維持しようとする機能のことを言います。またホメオスタシスが混乱するということは即ち病気に罹患したことを意味します。生命体の進化はこういった恒常性に乱れを招かないようにして行われてきたと言われており、あらゆる機能が細かく形成されてきたと換言できます。つまり、地球規模の環境の大変化の中でもこういったホメオスタシスを保つ能力を進化させた生物だけが現在も生存しているのであって、適応できなかった生命体は滅んでいった言えます。
ホメオスタシスを維持する能力を備えるために生物は色んな仕組みを構築してきましたが、その実現によって得られた結果は種族によって異なります。このため、特定の生命体にのみ認められる能力もあります。例えば、生物の種類によっては細胞再生が優れていて、身体が切られても直ちに再生されるものがあります。一方、微量な出血でも生命を危うくしてしまう種族も存在します。