食べすぎと過食症克服
過食は、一度の食事で多量に摂取するだけでなく、繰り返し間食したカロリー総量が多い場合は、やはり過食になります。目の前に食物があると、つい食べてしまう過食癖はよくありません。空腹感を感じることなく、いつも食物を摂取していたら、脂肪を燃焼する場がなくなるからです。絶食のような空腹感は、体の適応で脂肪を体内に溜め込んでしまいますが、ある程度の空腹感は、脂肪を燃焼させるために必要な感覚です。適度な空腹を我慢している時こそが、余分な脂肪を消滅させている時です。本来三食きちんと食べていたら、適度な空腹感を感じることができますが、いつもダラダラ食べていた人にとっては、この空腹感は苦痛なのかも知れません。まずは、自分の身の回りに食べ物を置かないようにしたり、余分な食べ物は人にあげてしまうのがいいでしょう。
現代社会は、ストレス社会とも言われ、それだけストレスの溜まりやすい環境が整っているのかも知れません。そのせいか、ここ最近ではストレスによるやけ食いが多くなってきてると考えられます。このやけ食いによる食べすぎは、精神病で大食い症と呼ばれます。一説には、極端に食べすぎる人において、脳の中枢に異常があるから、食べ方をコントロールできないとする、考え方があります。また、大食い症でなくても、夜に一日の大半の食物を食べすぎる人が多いと思われますが、夜は、消化管の働きが活発な時間帯で、食べた物は、体内に吸収されやすい時間帯でもあります。尚、夜でなくとも、一日の大半の食物を一度の食事で食べすぎるより、数回に分けて摂取した方が太りにくいです。