巨核芽球と血小板・白血球
巨核芽球(きょかくがきゅう)は造血幹細胞から分化しますが、これを前駆幹細胞にして巨核球が生まれ、そこから血小板が沢山出てきます。赤血球に比較するとその誕生プロセスが少し異なります。役目は損傷した部分をふさぐ事で、自然治癒の初期段階で欠かせません。また巨核球の細胞質が血小板の本質です。
白血球の定義は赤血球と血小板以外のものです。リンパ球、単球、顆粒球がこれにあたり、いずれも前駆細胞の種類によって分類されます。白血球の大半が好中球ですが、この血球は顆粒球の一つです。顆粒球には他にも好塩基球と好酸球があります。好中球そのものは二十四時間以内に数百億単位で誕生しています。また骨髄に造血細胞は有りますが、数自体は微量です。いずれの血球もこの造血細胞から誕生します。
幾つかの段階を踏んで発生した前駆細胞を間において分化する白血球、血小板、赤血球ですが、この内白血球はいくつかのタイプがあります。これは血小板と赤血球を除いた他の血球をまとめて白血球と定義しているためです。