毛細血管~赤血球が自分より細い血管を通過できる理由~

毛細血管は日本人の髪の毛よりも細く、その数分の一程度です。名称の由来は髪の毛のように極細というところからついていますが、実際には髪の毛よりも細くなっています。体の全域を網の目状に走って構成されており、あらゆる臓器や肌、筋肉に張り巡らされています。役目はこれらの組織に栄養と酸素を供給し、その一方で二酸化炭素と老廃物を受け取ることです。 毛細血管は組織間で栄養素や酸素をやり取りしていますが、この血管には赤血球の直径より狭い部分があります。しかし赤血球はこの毛細血管も通過しています。というのは、赤血球は中心がへこんでおり、これがため真ん中部分で自身を折り曲げることが可能だからです。自分の形を変形させる訳ですから、自分の直径より小さい血管でも通ることができます。 動脈、静脈と毛細血管は構造が異なります。前者は三層で構成されており、内側から内皮細胞、筋肉層、膜と外側に向けて作られています。一方、この中で内皮細胞だけで構築されているのが毛細血管です。