ストレスによる肥満

ストレスにおいて肥満に影響を及ぼすのは、あまり緊張感のないストレスであることが多いです。極度なストレスは、食欲も失せ、食べることさえままならなくなるでしょう。緊張感のないストレスは、無意識的に、食べることでストレスを発散してるようです。こうしたことで、特に顕著なのは女性の方で、それも脂質よりも糖質を多く含んだ食物に手が出るようです。ストレスの肥満は、無意識的な緊張感のないストレスなので、意識して食事を制限することが重要です。また、食べること以外でのストレス発散方法を見つけることも大切です。 ちなみにダイエットで糖質を気にしてご飯を食べないようにする人がいますが、糖質の栄養もとても大切です。摂取された糖質は体内でブドウ糖に変化しますが、血中の血糖値は、40mg以下になれば、脳の組織に障害をもたらします。このような状態が続くと、植物人間になったり、ひどい場合は、死に至ります。脳は、ブドウ糖しかエネルギー源とすることはできません。他の組織のように、遊離脂肪酸などをそのままエネルギー源として利用することはできないのです。ただ、人間の体内でタンパク質や脂肪もブドウ糖に変換することはできますが、変換するのに時間がかかり、スムーズに血中にブドウ糖を運ぶことができません。やはり100g程度の糖質の栄養の摂取も大切です。