体温中枢・自律神経・視床下部

自律神経の視床下部に体温中枢が存在します。体温を一律に保つ恒温動物ですが、外界の寒さや暑さに影響されず代謝活動を行う事が可能です。これは自律神経の機能によるもので一定の体温が維持されます。ところが同じ生命体でもその体温は違ってきます。魚など自分の重さを浮力で保つような生命体はあまりエネルギーを必要とせず、反対に重力に耐えられなければ自身の体を支えることができない生命体はより沢山のエネルギーを必要とします。 通常、36.5度から37度程が人間の体温です。そこそこ交感神経が機能していれば低体温を招く事はありませんが、過度に緊張すると体温は下がります。つまり、身体に負荷をかけていることを意味し、36度を下回ると顔色も悪くなります。 反対に副交感神経が優位になると人間の体温は36度から36.5度ほどの範囲に移行します。この範囲を下回った場合、低体温となりますが、その場合過度に副交感神経が優位になることを意味します。適度な運動をせず、肥満や疲労感などを招くと引き起こされる傾向にあり、肌の弾力性が失われ、浮腫なども見られるようになります。