食事の際には先に前菜を食べる

酢の物、特に海藻類が良いとされていて、他にも牛乳などが前菜に適していると言われています。食事に関して言えば、血糖値を上昇させる原因となる炭水化物はGI値も高く、脂肪蓄積を促進してしまいます。つまり、最初にパンやご飯を食べるのは、低インスリンダイエットにおいて好ましくない順番といえます。最初に食べるものは、消化吸収を緩やかなものにするGI値の低い食品が薦められていて、こうすることによって血糖値の急上昇を防ぎ、空腹感が生じるのを防止すると言われています。上に述べた酢の物の海藻類や牛乳の他、レモンなどの柑橘類も前菜に適しています。特に牛乳を用いた実験において、ご飯を食べる前に牛乳を飲んだケースとご飯のみを摂取したケースの比較が行われており、ご飯のみを食べた場合の方がご飯を食べる前に牛乳を飲んだ場合よりGI値が凡そ三割以上上昇したとの報告例が存在しています。尚、低インスリンダイエットにおいても脂肪の過剰摂取は禁物ですが、適切とされる量ならばその摂取も必要です。一般に動物性の肉類に含有される飽和脂肪酸はコレステロールを増加させると言われています。一方植物油及び魚類といった食品には、不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などが含まれており、これらの成分は善玉コレステロールを増加させる働きや血糖値を低下させる作用があるとされています。