不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸

脂肪酸は一グラムで凡そ九キロカロリーのエネルギー持つと言われていて、一方炭水化物やタンパク質は一グラムで凡そ四キロカロリーと言われています。このことから脂肪の過剰摂取は中性脂肪値を上昇させる原因になりますので、極力、質の良い脂質を摂取することが重要になってきます。まず脂肪酸は、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸に分類されます。飽和脂肪酸はいわゆる動物性脂肪のことを指します。肉類の脂肪がこれに該当しますが、植物ではパーム油やカカオ油、ヤシ油といったものにも多く含有されています。一方、不飽和脂肪酸は、魚類をはじめ植物油であるゴマ油などに多く含有されています。この不飽和脂肪酸は更に一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類されます。一価不飽和脂肪酸はオレイン酸のことで、植物ではオリーブ油が該当します。他方、多価不飽和脂肪酸は更に、n-3系とn-6系に分類されています。n-3系には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)、α-リノレン酸があり、n-6系では、リノール酸、γ-リノレン酸があります。ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、青魚に多く含まれており、リノール酸及びγ-リノレン酸は、アーモンドや胡桃(くるみ)、ゴマ油、サフラワー油、べに花油などに多く含有されています。α-リノレン酸はシソ油やエゴマ油に多く含有されています。また、n-3系はα-リノレン酸の系列であり、n-6系はリノール酸系列となります。飽和脂肪酸の特徴は酸化され難いというものがありますが、血液中のコレステロール値を上昇させてしまうという欠点があります。一方、不飽和脂肪酸は酸化されやすいという性質がありますが、人間の体内のコレステロールを減少させるという長所があります。ただ、酸化されやすい性質を持つことから、生活習慣病である動脈硬化を引き起こす過酸化脂質を発生させてしまう原因にもなります。
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