ロベージ[ろべーじ]

ロベージの概要

ロベージはセリ科に属し、原産地をヨーロッパとしています。葉や茎、種子部は食用にされていて、それぞれ部位に特有の芳香を有しています。利用部位は、ロベージの根部で、蒸留法にて精油が抽出されています。現在、ヨーロッパ諸国が生産地となっています。ハーブの一種であり、欧米では広く普及するに至っています。見た目は、当帰(とうき)のそれによく似たものとなっています。ロベージは花や葉、茎、種子、根などの部分からそれぞれ個別の芳香を放っており、かつてヨーロッパなどでは、個別に香辛料として利用していたとされます。また、薬草としての効能も昔から言い伝えられていたようで、防腐や防臭、消化不良などに用いていたとされます。調理では、葉を風味付けとしてスープに用いたり、種子はパンなどに入れられています。また、茎をサラダとして食されることもあるそうです。一般に、ロベージは精神状態を正常化させ、前向き思考に発展させる働きがあると言われています。その他、痛みを伴う筋肉痛を緩和したりする作用や消化を促す働きなどがあるとされています。ろべーじに含有される成分では、酢酸テルピニルといったエステル系、α-ピネン、β-ピネン、カンフェン、リモネンといったモノテルペン炭化水素系のものが知られています。

ろべーじ/アロマで期待される効能・効果

ろべーじのエッセンシャルオイル(精油)としては、防腐・防臭・解熱・消化促進・鎮静・浄化作用など。尚、肌へ与える刺激の影響が高いとされているため、微量での利用が推奨されています。また、長期継続しての利用は避けるべきとされています。