コーヒーの深煎り焙煎・浅煎り焙煎
アルファー波の変動は同じ珈琲の豆でも深く煎るほど大きくなると言われています。コクは香りが高いほど強くなり、その芳香によって香りの作用も異なってきます。しかし、薬理学的に匂いの検知器を考えてみると、どうやら本能に大きく影響を及ぼすのは、薄い芳香の方が、強いそれより高いようです。
とは言うものの思考の全てに影響を与えるのは強い芳香のようで、例えば目覚めの朝の珈琲などは有用のようです。また睡眠を深くするためにも強い珈琲の香りの方が良いようですが、日頃珈琲を飲まない人にとっては逆効果かも知れませんね。つまり、朝は飲んでしまう方が活動を活性化させる働きが期待され、夜は珈琲の香りを吸引する程度が良いようです。また朝夜いずれも長時間に渡る吸引は良くないようです。
深煎りと浅煎り焙煎の特徴ですが、前者は深いメイラードの芳香が放たれ、これらは苦味成分であるアルカロイドや四級塩基によって力を添えられます。また酸味を引き立てる有機酸は中和され感じられなくなります。後者は酸味が強く、これは酢酸、ギ酸といった成分によって引き立てられ爽快感があります。これらのことから、夜は深入り焙煎の強い香りを持つ珈琲が薦められ、朝は浅煎り焙煎のサッパリとしたコーヒーが良いようです。