朝食ダイエット
現代社会では、比較的、夜遅くまで起きている方が多いのではないでしょうか。朝はギリギリの起床になってしまうこともしばしば。そのため、朝食を抜いてしまう方も多いようです。もちろん、朝食と言えども食べ過ぎては意味ないのですが、実は、朝食を食べない生活習慣は、肥満の原因になってしまいます。朝食を食べない方は、夕食を多く摂取しがちで、その摂取した栄養を夜寝ているときに副交感神経の働きで、体が吸収しやすくなっています。また、空腹感が長く続くのも脂肪を取り込みやすい体質に変化させてしまいますし、一日の食事の回数を減らすことで低血糖の時間が長いと、常に空腹感を感じることになります。その状態で夕食を食べると、必要以上に食物を摂取しがちで、更に体が摂取した栄養を無駄にしないようにと、脂肪をせっせと作り出します。つまり、朝食を抜くことは悪循環のサイクルが出来上がってしまって、痩せるより、肥満になってしまうのです。このことから、朝食抜きの朝食ダイエットは、肥満の原因になってしまいますので、食べる回数を増やして、食べる量を一日の目標とするカロリーに抑えることが大切です。
ちなみに糖尿病は、一般に治らないもので、薬か注射と一生付き合うものと考えられています。これが、実は誤解で薬を使わないようになる人が、肥満による糖尿病の方で約三割いるといわれています。これは、ダイエットや食事制限で膵臓を休ませることによって、膵臓のインスリン分泌を回復させることによるものです。膵臓によるインスリン分泌は、肥満による血糖値上昇があると、大量にインスリンを分泌させます。一時的ならいいのですが、とかくその状態が長く続くものです。その結果、膵臓は疲れ果てて、まともにインスリンを分泌することができなくなります。つまり、初期の肥満による糖尿病であれば、膵臓を休ませることによって、またもとのようにインスリンを分泌することもあるので、肥満による糖尿病の方で約三割は、ダイエットで治癒するということになります。ただ、糖尿病は遺伝もありますので、そういう方達は、もともと糖尿病になりやすい体質ですから、食事や運動の環境が悪くなれば、また再発します。